企業による保育施設設置支援事業
レポート掲載
2020/12/17
本セミナーは、新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、zoomウェビナーを使用し、12月7日(月)10:00~12:00にリアルタイムで配信いたしました。(その後、事前参加申し込みの方に限り、12月9日(水)~12月15日(火)12:00まで、本事業のYouTube公式アカウントにてセミナー録画を限定配信) 今回は、社会福祉法人久良岐母子福祉会 くらき永田保育園園長 鈴木 八朗様に「子どもたちの成長を支える環境設定について」の演題にて、ご講演いただきました。 まず、最初に、抑えておくべきポイントとして、保育指針改訂の中で、学びと養護の重要性があがっているというお話をいただきました。保育における「学びの標準化・効率化・メソッド」の確立ということではなく、自分の持っている知識・人間関係で工夫をして解決をしていくことができる子ども、自分がやりたい・必要だと考えて行動できる子どもとなる、「学びの基礎」を培うことが大切であり、そのためにどのようなことに視点をおいて保育環境を設定していくべきかを伺うことができました。 保育における玩具については、木育のお話や、発達・学びに対する玩具の意図を理解し設置する重要性をお話いただき、「玩具がその保育園を語る」といっても過言でないことや、また、食育においては、保育士と栄養士の間を取りもつ等、食育マネジメントの役割についてもご教授くださいました。 なかでも、子どもたちが安心して見通しのたつ保育空間で主体的に活動するために、保育園としての理念や哲学、保育方針およびその実践を見える化し共有することは、極めて重要であると認識することができました。 保育園のIT化をどう理解していくか、WITHコロナと保育園運営等についてもお話いただき、講演後の質疑応答にも丁寧に対応いただきました。 最後に、東京都の助成金等支援事業について、(公財)東京しごと財団 雇用環境整備課より助成金や共同利用等の支援制度のご案内をいたしました。
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