企業による保育施設設置支援事業
レポート掲載
2020/12/08
本セミナーは、新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、zoomウェビナーを使用し、11月26日(木)10:00~12:00にリアルタイムで配信いたしました。(その後、事前参加申し込みの方に限り、12月1日(火)~12月8日(火)12:00まで、本事業のYouTube公式アカウントにてセミナー録画を限定配信) 今回は、オクシイ株式会社 代表取締役 高田 麻衣子様にご登壇いただき、企業紹介、設立の背景、保育施設内の概要、特徴、保育理念、設置までのスケジュール等について、お話いただきました。 高田様ご自身が、2人のお子様を地元の保育園に預けながら、満員電車で都心に通い、仕事をされるという経験の中で、「家」「会社」「保育園」のこの三つのトライアングルをもっと小さくし、時間にゆとりを生み出し、充実した仕事や生活を送ることのできる人々を増やしていきたいという思いから創業されたとのことです。 2014年8月に設立し、馬事公苑に認可外保育施設開業、その3年後に、横濱元町、北参道に企業主導型保育施設として開業、来年2021年には、横浜市の認可保育施設を開業のご予定です。 マフィス北参道園は、シェアオフィスを併設した保育施設となっており、2F オフィススペース、3F 保育スペース、屋上の構成となっています。 保育スペースは、子どもたちが落ち着いて過ごせる優しい色を採用するだけでなく、トップライト風な天井照明の下がり天井も一つ一つ色を変えていらっしゃり、お昼寝時でも、眠れない子どもが楽しんで過ごせるような工夫を施されていました。 また、ビル屋上を利用して、軽い運動をしたり、夏には水遊びを行うこともあるそうです。 保育スペースの一角に授乳室を配備し、母乳育児を継続しながら、仕事に完全復帰できるようサポートされていることはシェアオフィスならではの大きな特徴の一つと感じました。 講演の中では、開園までの物件探しや保育士採用、集客、また東京都の備品助成の利用、保育施設設置までのスケジュール等について、実例とともに具体的にお話いただきました。 レジリエンスの概念とモンテッソーリ教育の要素を組み合わせた保育、子どもの味覚を育てるための給食指針等、子どもたちが豊かに育つ場所を提供すると同時に、手ぶら登園等「子どもの成長はもちろんのこと、働いている保護者の生活を大事にする」理念は、保護者の方にとって大きな魅力であり、 その大きな魅力こそが「企業主導型保育園」の利用促進につながるとお話いただきました。 講演後の質疑応答では、時間いっぱいまで次々と質問がなされ、丁寧にお答えいただきました。 ご協力をいただきました、オクシイ株式会社、マフィス北参道の皆様に感謝申し上げます。
最後に、(公財)東京しごと財団 雇用環境整備課より、東京しごと財団の事業紹介をいたしました。
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