企業による保育施設設置支援事業
レポート掲載
2020/10/19
本セミナーは、新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、zoomウェビナーを使用し、10月9日(金)14:00~16:00にリアルタイムで配信いたしました。(その後、事前参加申し込みの方に限り、10月13日(火)~10月19日(月)まで、本事業のYouTube公式アカウントにてセミナー録画を限定配信) 今回は、株式会社保育安全のかたち 遠藤 登様に「保育施設における回避するべき問題について」と「ケガやトラブルが起きた際の対処方法」の二つの演題にて、ご講演いただきました。 まず、「保育施設における回避するべき問題について」では、保護者からの苦情や地域トラブル、また不審者侵入等、保育施設において発生する様々な問題についてお話いただきました。その中で、「何かが起きて対処する」以前に、子どもの心身の健康に影響を与える事柄を事前に踏まえたうえで、子どもに向かう悪い影響の低減に取り組むための「事前リスクコミュニケーション」が大切であると伺うことができました。 保護者に子どもの発育・発達の過程を伝えるとともに、園としての取り組み・子どもたちへの働きかけがどのようになされているか、理解と協力を仰ぎ、子どもの健やかな成長と家庭での子育ての発展につながるようコミュニケーションをとること、また、地域においても、子育て支援の活動等の関わりを通して、助けていただけるような関係性を築いていく重要性を改めて認識することができました。 次に、「ケガやトラブルが起きた際の対処方法」では、”悪化させない”・”後遺症を残さない”ことは勿論、ケガをした子どもや保護者の”不安を解消する”ことが非常に重要であるとお話いただきました。保護者への連絡に関する留意点についても、子どもの今後のスムーズな園生活や保護者とのよりよい信頼関係を築いていくために、どのようなことをポイントとして押さえておくべきなのかを丁寧にお話くださいました。 また、ケガやトラブルが起きた際、上長の指導と職員の受け止めにズレが生じることのないよう、俯瞰的な組織づくりが必要であり、そのためには、保健計画の作成が大きな役割を担っていることもご教授くださいました。 最後に、東京都の助成金等支援事業について、(公財)東京しごと財団 雇用環境整備課より助成金や共同利用等の支援制度のご案内をいたしました。
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